<空間座標を2次元座標になおす方法3>

目の位置が C ( c1c2c3で,点 A ( a1a2a3 に焦点を合わせている.点C からの距離が d である 2次元スクリーンと線分 AC の交点を B とする.

  BC = d である. AC = t とすると点 B の位置ベクトルは

OB
  =  
OA
  +   
t-d
AC
t

である.今,空間の任意の点P ( x , y , z ) に対し,線分 PC 2 次元スクリーンの交点を Q ( q1 q2 q3 とおく.

CQ
 =  K
CP
とすると定数K は

K =
 
CB AC
 
CP AC

で求まる.ただし
 
CB AC
は 
CB
AC

の内積である.よって点Qの位置ベクトルは

 =   + K 
OQ OC CP

で求まる.今

とおくと は正規直交基底(図1)である.点Bを2次元スクリーン(図2)上の原点と考える.点 Q のこのスクリーンにおける相対座標 ( α ,β)は
より,α =
BQ
j
,   β =  
BQ
 ・
k
(内積)

で求まるから,点 Q の相対的な平面座標 (FX , FY ) は
FX = α =
BQ
j
, FY = β =  
BQ
k
で求まる.

 

 

 

 

 

 

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